あつぎライフケアクリニックでは、在宅診療の他、痒み、おりもの、生理不順、生理痛、月経前症候群(PMS)、更年期障害、緊急避妊など婦人科の症状の相談、治療も行っています。
生理の間や生理の終わりから排卵、排卵から生理の開始など様々な期間において、図のように四種類のホルモンが女性の血中に存在しています
これらの女性ホルモンによって引き起こされる疾患の中でも、「更年期障害」、「PMS(月経前症候群)」については日常生活に支障をきたすケースが多く、当院でもご相談を受ける機会が増えています。
エストロゲンの分泌が少なくなることで起こる症状を「更年期障害」と言います。
血液検査でホルモンの量を測定することで更年期障害であるかどうかを診断致します。
更年期障害で引き起こる典型的な症状として、
などが挙げられます。
治療法はホルモン剤を使用してエストロゲンを補充するホルモン補充療法があり、治療効果が1番高い方法です。
ホルモン剤の使用の際にはきちんとご説明致しますが、それでも不安や抵抗がある方には漢方薬、眠剤、その他の精神科薬を使用する治療法もございます。
PMSとは、生理の3~10日前に始まる様々な精神的・身体的な不調のことです。
生理前はエストロゲンや黄体ホルモンが血中に分泌されていますが、これらのホルモンの量の変化に反応して様々な症状が現れます。
症状が全く出ない方が多いのですが、強く症状が出て日常生活に影響を及ぼす場合があります。そのような方には治療が必要です。
主な治療法として、ホルモン剤を使う療法とそれぞれの症状に応じて和らげる薬剤を使う療法の2種類がございます。
また、生理痛に対してのご相談が近年増えてきています。
市販されている鎮痛剤で軽快せずに日常生活に支障をきたす場合は治療が必要です。
そして生理痛で最も重要なことは原因が子宮内膜症かどうかです。子宮内膜症の診断には厳密には全身麻酔での腹腔鏡が必要なのですが、エコーや血液検査を用いればおおよそのことが分かります。子宮内膜症と診断された場合は、手術やホルモン剤を使用する治療法がございます。
そうでない場合は鎮痛剤を使用した治療を行います。
令和5年6月よりお子様も一緒に受診できるような体制を整えています。予約の際にお子様も一緒に受診されることをスタッフまでお伝え下さい。キッズスペースを準備し、保育士資格のあるスタッフも在籍しておりますので受診中にお預かりすることも出来ます。お気軽にご相談下さい。